1954-05-07 第19回国会 参議院 法務委員会 第30号
でこれはアメリカの軍隊に関する民事特別法が先にできたので、こういう御処置をとられたのではないかと実は考えておるわけなんですが、これは建前から行けば、やはり国際連合軍の中にはアメリカ軍も入るというところで、逆にこれはこういう立法措置が講ぜられるのが本当ではないかというように実は考えるのですが、併し国連軍というものをアメリカ軍よりも軽くあしらつて、アメリカ軍並にやつて行こうというと、ほかの国は怒りはしませんか
でこれはアメリカの軍隊に関する民事特別法が先にできたので、こういう御処置をとられたのではないかと実は考えておるわけなんですが、これは建前から行けば、やはり国際連合軍の中にはアメリカ軍も入るというところで、逆にこれはこういう立法措置が講ぜられるのが本当ではないかというように実は考えるのですが、併し国連軍というものをアメリカ軍よりも軽くあしらつて、アメリカ軍並にやつて行こうというと、ほかの国は怒りはしませんか
○下田政府委員 アメリカ軍並に取扱つてくれという主張をいたして参りましたのは事実でございます。しからば現実にアメリカ並に扱われて来たかと申しますと、御承知のように問題になりました神戸の英水兵事件とか、あるいは東京の濠州水兵事件とかで、日本は米軍には専属的裁判権を認めておりましたが、国連側に対しましては専属的裁判権というものは認めませんで、日本側が裁判した事例がございます。
○穗積委員 国連側ば、その日本駐留におきまする地位並びに裁判権問題につきましては、アメリカ軍並に取扱つてもらうことを強要されたわけですが、それに対しましては、今までの事実はどうでございますか。